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深いプール [東南アジア]

2月から体調不良で、3月になって風邪を引き、治ったと思ったらぶり返していています。やはり9年ぶりの日本で冬を越すのは体にはストレスかかったのかなと思ったりします。四季があるのは確かに良い事もありますが、寒さと最近の寒暖差の激しいのは体にはこえていると思います。

そういうわけで最近はいろいろなことのペースを落としていたりします。代わりに少しテレビも見ていますが、フリンジというのがXファイルみたいで面白いと思っています。今日もテレビを少し見ていたら、ある番組で水泳しているシーンがあり、東南アジアのプールをついつい思い出しました。イギリスでもそうだったのですが、プールが深い。ジャカルタにあるボルブドゥールホテルにあったプールの水深は3メートルほどありました。ビエンチャンにはオーストラリア大使館がレクレーションクラブ施設(通称オーストラリアクラブ)を運営していていました。ゴージャスな施設ではなく、質素でしたがジムもありました。ただエアコンはない部屋で暑そうでした。(現在はその施設は一般には開放されていないと思います。)

ラオスでいた頃は会員になりよく行っていました。そこのプールも2メートルほどの水深がありました。当時のオースラリアクラブ、子供の学校の友だちもきていていたし、フランス人もたくさん来ていて、子供だけでプールに入って、親はしゃべっているということも普通でした。プールで遊ぶ子供たちといえば2メートルの一番深いところだいたい遊んでいました。溺れたり、水怖がっている子供がいなかったです。タイやインドネシアでも結構水深のあるところでも欧米系の子供たちは平気で深いところに行っていました。

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日本だと危ないので、子供には絶対深いところには行かせないから考え方の違いを垣間見たような気がします。


ローマ人の物語43


ローマ人の物語(43) [ 塩野七生 ]

ローマ人の物語(43) [ 塩野七生 ]

 

 

 

2年ほどかかりましたが、ようやく43巻読了しました。長い道のりでしたが面白かった。 最後はローマ帝国が元首制から絶対君主制に変わっていき、それとともにローマ帝国が多神教からキリスト教のみが唯一の認められた宗教となっていくことが最後の6巻に描かれています。コンスタンティヌスが皇帝になり、それまでは断続的に迫害していたキリスト教を庇護するようになり、わずか70年後にはテオドシウスによりキリスト教が国教となり、それからわずか80年後には西ローマ帝国が消滅した。この本を読んでいると元来ローマ人が持っていた価値感、多神教であり、敗者と勝者の同化がキーワードにしているように思える。確かにカエサル、アウグストゥスから約300年近くもパクスロマーナが維持できたことは勝者と敗者の同化ということが大きな要因である。たとえばカエサルがガリア戦役でガリアの部族に勝利しても部族の自治は認め、補助兵としてローマ軍へ取り込み25年の勤めればローマの市民権がもらえ、ガリア系貴族で元老院議員にもなることができたというのはギリシアでは市民権がギリシヤ生まれのものだけしか得ることができなかったのとは対照的でもある。

同時に何故ローマが中世の始まりを告げる絶対君主体制を取らざるを得なかったのか、新たな蛮族とか外的要因が体制の変更するもとになったのではないかと思うが、私自身がローマ帝国史をもう少し勉強しなければはっきりとは言えない。三位一体のカトリックが不寛容に描かれ、異教徒あるいは背教者とも言われるユリアヌスが描かれている箇所が逆にイキイキとして描かれていて、著者が敗者と勝者の同化という元々ローマ的な価値観に対する評価が高いことを強く感じた。

それにしてもローマ人の物語を読んで驚くことは、カエサルやアウグストゥスの先見性である。最後にカエサルの名言で印象に残った言葉を2つほど挙げたい

「始めたときは、それがどれほど善意から発したことであったとしても、時が経てば、そうではなくなる。」

「人は現実のすべてが見えるわけではなく、多くの人は見たいと思う現実しか見ない。」

次は目の前あったカラマーゾフの兄弟を読み始めました。

 




LKY [東南アジア]

3月に入り風邪を引いてしまいました。今回の風邪は扁桃腺がすごく腫れて、痛かったです。実は父親が扁桃腺が腫れて、痰が喉につまってぽっくり亡くなったのが15年前、当時はラオスいたので死に目には立ち会えず詳しいことはわからないのですが、そのことを一瞬思い出しました。それでもまあ死なずに病院へ行って薬飲んでいたら、2月からあまり調子が良くなかった体調も風邪の回復と共にようやく持ち直してきてました。東京に行ったりしていたので少し忙しかったのですが、ようやく時間が取れ、21日は大阪城を久しぶりに走ることができました。走るのはすぐに慣れると思います。やはり健康でいられることがいかに貴重かと感じた2月3月です。

病気と言えば前から気になっていたリー・クワンユー(LKY)元首相の訃報が今朝ありました。シンガポールのラジオ局は朝から追悼番組をやっていました。政治にはあまり詳しくはないですが、尊敬するリーダーの訃報は悲しくもあります。シンガポールに住んだことはないですがシンガポールの同じ地域の東南アジアに長ったし、インドネシアのバタム島からシンガポールを眺めたことを思い出します。

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第2次世界大戦が終わって、シンガポールがマラヤ連邦に合流したものの、1965年にマラヤ連邦から追い出されて独立。このときは首相だったLKYはマレーシアから独立したくはなかったものの、泣く泣く独立させられ、今ではGDP一人あたりの所得は日本を上回るような国に発展した功績はLKYなしにはできなかったと思います。ISEASなどのシンガポールの高等教育機関にも凄く興味がありますが、国立シンガポール大学にはLKYスクールという公共政策を勉強できるところが一番興味がありました。

今でも覚えているのはシンガポールから空港まで乗ったタクシードライバーと話したこと。そのドライバーには娘さんがいて、学校の成績が良かったので、奨学金までもらって大学卒業できたこと、彼女のことを誇りにして、そしてシンガポールでは能力があれば道が開かれることを彼は話していたことです。もちろん、シンガポールで競争に勝ち残るのは大変だと思うし、友人に聞けば、サラリーマンは9時10時まで働くことになり、日本人と変わらない生活をしているし、(それに徴兵制で軍隊にもいかないといけない)、学校の勉強もかなり大変だと思うけど、移民を受けて入れることで新たな課題もできているので、彼の国もこれからの舵取りは大変だと思います。

LKYの子供であるリー・シェンロンが今の首相ですが、リー・シェンロンも先月、前立腺がんの手術を受けたばかりです。(彼も尊敬すべきリーダーです。)

RIP Lee Lwan Yew 

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国立民族学博物館 [関西]

体調がようやく回復してきました。乳酸菌のおかげかな??
ところでつい最近、国立民族学博物館(民博)に行ってきました。

太陽の塔で有名な万博公園の中にある博物館です。世界のいろいろ民族が使っているものなどが展示されています。ここは世間ではあまり知られていないかもしれませんが、大学院もあります。正式には総合研究大学院大学とちょっとよくわからない名前がついています。基本的には研究している人たちだけで、民族学や文化人類学を研究されている人たちがたくさん働いています。博物館自体も展示のやり方や教育なども研究対象になるそうです。

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たまたまの縁で民博と知り合ったので、民博で展示物の説明を聞いてきました。世界各地から収集してきた様々なものが展示されています。この博物館が他と少し違うのは写真を撮ってもいい、手に触れてもよいということです。もちろんすべての展示物に触れても良い訳でなく、手に触れると問題があるものはガラスの中に入っていたりします。

オセアニアからアメリカ、中東、アフリカ、ヨーロッパと言う風に地域別に分けて展示されています。日本や東アジアもあります。現在は東南アジアと南アジアは展示物を変えたりしているので、観ることができませんでしたが、近々展示物を見ることができるなるそうです。中東のコーナーではベリーダンスの衣装を着て、踊っている人形があったり、アフリカのカフェがあったり、現地で購入して日本に持ってきて、組み立て直すそうです。中には韓国の民家などもあり、民家の移設は凄く経費もかかっているのではないかと思います。モアイ像はレプリカでしたが、レプリカもかなりたくさんあり、これまた品質レベルが高いので見応えはあります。地域別以外には言語と音楽だけ別に展示コーナーが作られています。

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ここは研究機関でもあるので外国からの研究のために滞在している人も多くて、たまたまですが、シリアから来られている方にもお会いしました。現地の話を少し聞いたのですが、大変な様子がすこしわかりました。タイ人、イギリス人にも出会いました。いろんな国から研究者がここに集ってくる様子を知りました。また、学校なので図書館もあり、ここの設備もなかなか良い感じでした。

博物館の中には食堂もあり、ショップもあり、場所柄世界のビールが飲めたり、お土産もここだけという限定商品から世界のものまでいろいろありました。この大きな空間を運営するは大変だろうなと思いますが、そこで働く研究者のおかげで私たちは千里山で世界各地の珍しいものを見ることができます。好きな人には1日いても飽きない空間だと思います。

個人的にはローマ帝国の遺跡から発掘されたものが展示されていると良かったと思いましたが、それはなかったです。(苦笑)


Google Nexus とガラケー

今日は東京マラソンですね。応援にも行けないけど、出走される方頑張ってほしいです。

去年の4月からタブレットではGoogle Nexusを使っています。携帯は去年の6月にソフトバンクからauに変更して、ガラケーで使い続けています。

Google Nexusは型落ちだったので2万円ほどで購入し、OCN モバイル oneを使っているので、1か月の出費は1,500円ほど、携帯は通話だけにしているので500円。合計すると約2,000円ほどが通信費として毎月かかっています。通勤時にときどきインターネットラジオを聴いて、メールをときどき見るくらいなので、速度も問題なく、ちょうどいいくらいなのですが、2つほど問題が生じています。、

今月初めにNexusのOSであるAndroidのバージョンが5.02にアップしたら、通信がすごく不安定になってしまい、工場出荷の状態に戻してしまうのか悩んでいるところです。このバージョンアップで通信が不安定になったのは最近少し改善されたような気もします。

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もう一つはガラケー、ほとんど使っていません。もっぱら何かあったときの連絡用なのですが、困ったことにバッテリーの減り方がおかしい。購入した直後は2日ほどは持ったのですが、その後不安定なときは触ってもいないのに半日で満タンからゼロになり、ときどき2日間くらい持つという状況です。12月に無料で交換してもらいましたが、交換した機種でも同じ症状が 。。


神戸 [関西]

昨日は新神戸の駅から北野坂のほうまで歩きました。

最初にクラウンANAホテルを起点にして、

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北野坂にあるスタバを目指し、少しだけ歩き、コーヒーを飲んできました。

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というのも、株主優待券で1杯だけタダ、しかもスタバカードを持っていたからです。

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この北野坂のスタバにはたくさんの観光客の人たちがいました。アジア系だけど日本語ではない言葉がかなり耳に入ってきました。 普段職場にいくのに電車では通りますが、北野まではなかなか足を運ばないので一瞬観光客になったような気分でした。

しかし、スタバの株券は上場廃止になったので売ってしまい、スタバの株主優待券は今年はもらえません。 残念。


エクソダス:神と王

先週は東京に仕事で行っていったり、いろいろ忙しくしていました。仕事のヤマもついたこともホッとしたのかイマイチな体調なので、週末は思い切って休んでいました。しかし、外出していたので体調が戻るのにもう少し時間が必要かもしれないです。

外出して、昨日「エクソダス:神と王」を観てきました。

何でモーゼやラムセスやヨシュアが白人なのかとか?と思いつつ観ていましたが、 出エジプト記の話なので、モーゼの奇跡くらいしか元々の理解はなかったのですが、この映画を見てすこし出エジプト記を理解できたように思います。しかし映画では10の奇跡と言っていましたが、あれは災難だと思うし、最後のシーンは奇跡ではなく。。。これも違和感が残ったのかな。

塩野七生の「ローマ人の物語」ででてくるユダヤ教の教えや当時のエジプトの宗教感、つまり多神教であり、ファラオが現人神であった点を映画を見て思い出しました。だから後々、エジプトがローマ帝国の属州化された際も皇帝直轄の属州になったこととも関係していることが「ローマ人の物語」に描かれています。

「エクソダス:神と王」の監督の代表作のひとつが「グラディエーター」で、以前は史実をわからず映画を観ていましたが、これも「ローマ人の物語」で出てくるので、なるほどと読みました。皇帝コモデゥスは辛辣に描かれていますが、蛮族との戦いに関してはWikipediaを見るとかなり違うように描かれています。どちらが正しいのかよくわかりませんが。。(苦笑)

 

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10年ほど昔アフリカに行ったときの飛行機からみたサハラ砂漠のどこかです 。


ローマ人の物語


ローマ人の物語(28) [ 塩野七生 ]

ローマ人の物語(28) [ 塩野七生 ]

 
 
 
 
 
 
28巻まで読了しました。かれこれ2年近くかけてゆっくり目で読んでいます。
この巻はローマの上下水道や医療教育制度について主に書かれています。27巻と28巻はそれまでの巻とは違い、 ○○皇帝の時代の出来事ではなく、街道や上下水道などインフラの話です。メンテナンスが重要ということが書かれていて、前の仕事でも同じような思いがあったから、2千年前のローマ人の凄さには脱帽しました。当時のローマ人はまるで現代でも通用しそうな人々です。もちろんローマ帝国が他民族との戦いに勝利しても敗者を奴隷にすることなく、他民族にも市民権を与えたりと「敗者の信仰する神々にもローマ市民権を与えた」という一節は考えることがありました。敗者のローマ化を図るときに、当時のローマ人の宗教観なども関連していると著者は記しています。
 
ローマ帝国はその後キリスト教の国教として帝国内で他の宗教を信仰することを禁止するまで、ローマ人は多神教であり、他の宗教に対しても寛容であったこと。ただガリア人のように宗教指導者が政治に関与しないようにしたことはあったものの、戦いの前の生活様式ででき、多様性を受容しつつ、敗者の子供たちをローマに留学させ、ローマ化を図り、そして成功した。ローマ化が図れなかった唯一の例外が一神教のユダヤ人であったことが書かれています。何度かユダヤ人による反乱がそれまで起こったり、ビジネスで敵対関係になりがちなギリシヤ人との対立など書かれています。(20巻当たりですが。。)
 
29巻目からは五賢帝の最後のアントニヌス帝が登場し、ローマ帝国が徐々に弱体化していく物語の始まりです。
 
最後に、教育に関して著者が記している興味深い個所を紹介します。
 ある一つの考え方で社会は統一されるべきと考える人々が権力を手中にするや考え実行するのは、教育や福祉を自分たちの考えに沿って組織し直すことである。ローマ帝国の国家宗教になって後のキリスト教がしたことも、これであった。そしてその半世紀後、ローマ帝国は滅亡した。 (160頁)
 
 
 


ある宿にて [南西アジア]

2013年10月くらいだったと思います。スリランカでいたときに2回目の出張。一緒働いているローカルのスタッフは同行せず一人で行きました。初めての場所で初めて会うランカ人ばっかりで、難しい課題が上がっていたので、ちょっとだけ大変でした。もちろんお会いした方たちは、みなさん優しくて、すごく気を使ってもらっていたのは感じました。感謝しています。 

一泊したのですが、その宿が面白かった。まず部屋の中に虫がイッパイいました。ダニとかいなくて、もっぱらささない虫ちゃんたちだったのであまり気にせず、寝るだけの宿だったので、ともかく睡眠とりました。町の名前も覚えていませんが、泊まったホテルの正面はこんなかんじって記憶があります。結婚式やっていたと思います。しかし値段の割にはイマイチだったような

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寝る前にシャワー浴びたり、洗面台で歯を磨くのですが、この洗面台不思議なつくりをしていて、電気を取るコンセントが鏡の上に高さは1.6mくらいあり、なんとまあすごい作りで驚きました。そして面白い。きっと鏡を欲張りすぎた結果、こんな面白いレイアウトになったのかと思います。 これ施工した人は次回にこの教訓を活かしたと信じています。


テイク・ザット

相変わらず、ネットでラジオを聴いていることが多くて、かかっている曲がこれどんな曲だったけとか誰が演奏しているのかネットですぐ調べることができるようになり、すごく便利になりました。最近ラジオでよくかかっていた曲があったので、誰が演奏しているのかチェックしたら、テイク・ザット。懐かしいグループやん。

イギリスにいた頃人気あったグループです。「Blur」「Oasis」「Boyzone」 も人気あって、大学の寮の共同キッチンに置いてあったラジオから彼らの曲が流れてきました。当時の曲を聞くと昔のことを思い出します。(東南アジアでもボーイゾーンは根強い人気あります。)アイドルっぽいけどボーイゾーンがまあまあ好きでした。テイク・ザットといえば、How Deep Is Your Loveも当時はラジオでよくかかっていました。イギリスから帰る頃になるとSpice Girlsが人気が出てきてというかんじでした。

テイク・ザットは96年くらいに解散(大きいニュースになったことは覚えています。)し、数年前に再結成したことをきいていたけど、めちゃくちゃ好きという訳でもなかったせいもあり、スルーしていました。最新のシングルはThese Days。この曲の歌詞はともかく、タイトルを見て、ちょっと感じるものがあります。

Wikipedia見たら、ロビー・ウィリアムズは再結成には加わらなかったとか。彼の場合は人気あるから、ひとりでもやっていけるでしょうね。しかしみんなおじさんになっちゃた。もうアイドルではないですね。

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